楓の記憶混乱事件?も落ち着き
留学に向けて、話が進み始めたのだが・・・。


 


☆☆☆


楓は、コンクールで優勝したご褒美に
コンクールを支援している三善財団から
留学資金が出るのだが・・・・
留学先で迷っていた・・・。

本当は、ヒカルのいるパリにしたかったのだが
今年は、千秋家は日本で活動するため
すでにヒカルは日本に拠点を移していた。

したがって、一時留学自体を、しぶっていた楓だったが


「ボクは、楓の夢を応援している・・・」


という、ヒカルの一言で、決心をする。

(実は、ヒカルは自分が楓の夢実現の足かせになるくらいなら
別れる事も辞さない覚悟を持っていた。
そんなヒカルの気持ちを
知った楓は、腹をくくったのである)


そして、周りの支援もあり、留学先をウィーンに決め
4月から~夏までの期間だけ、語学学校に通うため
ドナデュウ家(風雅と聖良)に居候。

一度、夏にR☆Sオケに参加するため、帰国し
その後、KIYORAに師事を仰ぎ
翌年の「カントナ国際」目指し、修行をすることになった。

清良曰く

「楓ちゃんの腕は、プロになるにはまだまだ。
コンクールも出られるかは彼女次第。
私は、そのサポートを全力でするだけ。
そのかわり厳しいわよ、覚悟してね!」

という事である。

そして、いよいよ旅立ちの日・・・・。


71.「第4章 プロローグ」へ。

これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。