いよいよ、この年の
R☆Sオーケストラ定期公演です。


☆☆☆


R☆Sオーケストラ定期公演

ゲネプロ
桃ケ丘音大 大ホール

本番
サントリーホール 大ホール





ブラームス: 交響曲 第3番
ヘ長調 作品90 




ブラームス
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

ソリスト
Mai Anderson







この年の、定期公演も
大盛況のうちに幕を閉じた。







舞の楽屋に、ヒカルと聖良に、
のだめと美音がやってくる。


「ハーイ!」

「聖良!久しぶり!
ごめんね、せっかく日本に
来てくれたのに全然会えなくて」

「いいのよ、おかげで、
素敵な演奏聴かせてもらったわ」


二人は、ハグをする。

ヒカルも嬉しそうに、舞とハグする。


「舞、今日も、素晴らしい演奏だったよ。」

「ありがとう、
そういってもらえると、うれしいわ」


舞は、のだめに気が付き


「のだめママ!に美音ちゃん、日本に来てたの?」

「はい、一昨日来ました。舞ちゃん、素敵でした。
今度、のだめとも共演してくださいね。」

「光栄です。美音ちゃん、
ちょっと見ないうちに背伸びたね?」

「そう?舞は、色っぽくなったんじゃない?
お兄ちゃんとなんかあった?」

「はぁ?美音、
何くだらない事言ってるんだ」

「そうよ、何にもないわよ」


のだめが、めずらしくたしなめる。

「美音ちゃん、
大人をからかうもんじゃないですよ」

「は~い、ごめんなさい(笑)」


ペロッと舌を出す美音。


「あははははは~」


皆が談笑していると、こっそりオリバーが
ヒカルに、手招きした。

ヒカルは、何だろうと思いながら、
オリバーの元へ行く。


(ドイツ語で会話してます)

「ヒカル、ちょっといいか?」

「いいけど、どうしたの?」


オリバーはヒカルに、
部屋の外に出るよう促す。


「R☆Sオケに、
澤村拓海って言う人がいるだろう?」

「いるけど・・何で、オリバーが
拓海さんの名前知ってるの?」

「ヒカルは、その人と友達か?」

「?まぁ友達だけど?」

「その拓海は、ハーフか?」

「え?ちょっと待って、
オリバーわかるように、説明してよ
何で、そんなに拓海さんの事知ってるの?
ここにいる人、ほとんど知らないのに」

「やっぱりそうなんだ・・・」

「だから、オリバー!」



「どうした?ヒカル?」


ヒカルが、振り向くと、
そこには拓海と海翔の姿が。


「あっ・・・・拓海さん」


オリバーはビックリして、


「ヒカル、この人が拓海か?」

「・・・・うん」

「ヒカル、この人、日本語以外は、何語話せる?」

「え?英語話せるけど・・・」

オリバーは、
英語で拓海に話しかけながら、
握手を求める。

「ハーイ、拓海、はじめまして、
私はオリバー、
舞のマネージャー兼用心棒してます。」

拓海は、何が何だかわからなかったが、
ひとまず、英語で答え、握手に応じる。

「あっはい、はじめまして。」

「この後、どこかで話がしたいのですが」

「え?俺と?何で?」


拓海は、困惑してヒカルに助けを求める。
ヒカルは、わからないと首を振る。


「この後、舞の宿泊してるホテルの
ロビーで取材があるから
その間、ボクの部屋でどうだ?」


ヒカルは、しびれを切らして


「オリバー、さっきから言ってるけど、
理由は?って聞いてるでしょ?」


「あぁごめん、こんなに早く、
本人に会えるとは思わなかったから・・・」

「こんなに早く?」

「エリーゼから、頼まれてたんだ」

「エリーゼから?何を?」

「え?何をって?舞のお兄さんの身辺調査」

「はぁ?」


3人は、同時に叫んだ。

そこに、のだめがやってくる。


「オリバー?何してるんですか?
舞ちゃんが探してますよ」

「のだめ、ごめん、今行く。
ヒカル、後で連絡する。
拓海もよろしく」


オリバーは、部屋の中に入る。

のだめは、3人を見て

「どうしたんですか?
3人そろって、変な顔して
のだめの顔に何か、
ついてますか?」

笑いながら、
のだめも部屋の中に入ろうとした時


「のだめ!」


少し離れた場所から、
のだめを呼ぶ声が。

のだめと、そこにいた3人が、
声のする方に振り返った。


「真一君!!」

「父さん?」

「え?」

そこには、少し髪が乱れ、
息を切らした、真一が立っていた。

「どうしてここに?」

「そうだよ、パリ居たんじゃ」

のだめとヒカルは、驚きを隠せない。
(拓海と海翔も、
あまりにもビックリして、声が出ない)


のだめは、嬉しような
恥ずかしいような、でも意地を張って
そっぽを向きながら

「真一君、何しに来たんですか?
リハがあったでしょう?」


真一は、照れを隠しながら
真面目な顔で
のだめの方に、歩きながら

「エリーゼに無理言って、
休みもらって来た、とはいえ、
明日には、とんぼ返りだけど・・・
のだめ、今回は本当にすまなかった。
これからは、出来ない約束はしない、
約束したら、死んでも必ず守る。
だから、俺と一緒にパリに帰ろう」

「真一君・・・・・・」


のだめは、目を潤ませながら、
真一のそばに寄るも


「おい、千秋、ここは日本だぞ」


後ろから、峰龍太郎が、
冷やかし半分で叫ぶ。


「千秋君と、のだめちゃん、
相変わらずラブラブなのね」


反対側から、清良が、
呆れながら声をかける


「峰に清良!」


真一は、我に返り、
顔が真っ赤になる。

ヒュ~ヒュ~と、
まわりからも冷やかしの声が。

「せっかくだ、今日は、
久し振りに皆で打ち上げやるぞ!」


峰が、呼びかける。


「いいね~」

「私も行く!」

「行こう行こう!」


オケのメンバーは、
それぞれ打ち上げ会場に向かう。

「さぁ千秋とのだめも行くぞ!
ヒカル達も、来るよな?」

「え?うん」


ヒカルは、
拓海と海翔と顔を見合わせ


「どうする?」


そこへ、オリバーが


「ヒカル、さっきの話、明日にしよう!
今日は、皆で楽しくやって」

「じゃぁ、明日、連絡して」

「Okay」


そして、この日は、遅くまで
新旧メンバー入り混じっての
楽しい打ち上げになったのは、
言うまでもない。







☆☆☆



すいません、
もったいぶっている訳では
ないのですが(笑)

ここは、ついでに千秋先輩も
出て頂こうかと、
強引ですが、
帰国していただきました。


後、実は、エリーゼは、
何でも知っている。

次回、いよいよ舞に、すべてを
話す時です。

多分(笑)


最後に、選曲ですが
なんとなくです。

ヴァイオリン協奏曲の方は
映画で、清良がコンサートの
ファイナルで、弾いていた曲ですが
実際、原作では別の曲で↓





ベルク ヴァイオリン協奏曲
「ある天使の思い出に」

交響曲の方は、ブラームスつながりで
1番だと芸がないので(笑)


では、

See you~