とうとうきちゃいました。


ノエルです。


ノエルって、クリスマスの事です。


この時期にクリスマスの話って
気分でないわ~(笑)

☆☆☆


コンセルヴァトワール



今日は、午前中で終わり
明日から、学校はノエル休暇に入る。


生徒たちは、家族と過ごすために
各々の自宅への帰路についている。







サロンで


聖良と舞は、明日から
それぞれの国に帰る予定だ。

だが、すぐ帰らず
おしゃべりをしている。


「もう準備は出来てるの?」


「うんだいたい」


「何時の飛行機?」


「夕方の飛行機で。聖良は?」


「私は、お昼の飛行機。
でも、残念、今年は、お正月も
日本で一緒に過ごせると
思ってたのにな~」


「たまには、帰らないとね
こっちにきてから、
1回も帰ってないし」


「そうだよね~お父さん
楽しみにしてるんじゃない?」


「どうだろう?」


「?」


「あっ帰り
プレゼント買って帰ろうよ」


「え?誰に?」


「え~っと、美音ちゃんに!」


「え~私には~?」


「どうしよっかな~」



2人は、楽しそうに
はしゃぎながら、学校を出た・・・・


そんな2人を、遠くから
見つめる不穏な影に
まだ誰も気づかない・・・。













ヒカルは、来年早々から
プロになる為の準備が始まる為
この日で
学校を退学することに。


「じゃぁ頑張ってね。」


「はい、ありがとうございます。」


「デビューコンサートは
必ず見に行きますからね」


「はい、よろしくお願いします。」



11歳から通った学校。


今まで、
いろんな人に世話になって
ここまでやってきた。

これからは
皆に恩返しのつもりで
頑張ることを伝え
学校を後にした。



「ふぅ~結構遅くなちゃったな」


「よっ」


「あれ?風雅
お前、まだいたの?」


「つれないな~ヒカル君は。
せっかく待ってあげてたのに」


「え?」


ちょっと照れるヒカル。


「何照れてんの?
んなわけないじゃん」


「なんっだよ」


ちょっとむくれるヒカル。


「マルタン先生に
つかまっちゃって・・・・
あの人は、本当にヒカルの事
気に入ってたからな」


「そうだな・・・一番最初に
受け持ってもらった先生だし
でも、他にも挨拶回りで
ゆっくり話せなかった
・・・・申し訳ないことしたな・・」


「大丈夫、オレが
慰めといたから・・・(笑)
ヒカル、今日は
実家に帰るのか」


「いや、明日どうせ
あいつら送って行かなきゃ
いけないし
お前どうする?
どうせ行くんだろ?
うち泊まっていけば?」


「そうだな
いちいち出てくるの面倒だしな」












~学校から近い雑貨ショップ~


舞と聖良が、店から出てくる。


「可愛いのあってよかったね」


「色違いのお揃いあって
よかった~」


「で、こっちが美音ちゃんの」


「で、こっちは?」


「しょうがないから
あいつらの分も」


「あはははは~美音ちゃんが
嫌がるかな?
お兄ちゃんと一緒のって?」


「大丈夫
あの子ブラコンだもん(笑)」


「それにしても
結構遅くなっちゃったね」


「雪も降って来ちゃった・・・
早く帰ろう」


「うん」









学校からの帰り道

ヒカルと風雅が
楽しそうに話しながら歩いている。


「それにしても、学校辞めたら
あそこ出るのか?」

「ん~どうしようかな~と思って・・・
征子ママは
どうせあそこは家族限定だから
いてもいいって言っては
くれてる。」

「実家に戻るのだけは
やめてくれよ
オレの避難場所がなくなる」

「なんだよそれ?
でも、あそこは学生専門だからさ
一応・・・だから
他に部屋借りようかなって・・・・」


「そうだな・・・
あそこじゃちょっと
にぎやかすぎるかも・・・」



しばらく歩くと
前方の店から
舞と聖良が出てくるのが見えた。



「あれ?あいつら
今頃、なんでこんな所に・・・」


「本当だ・・・ははぁ~!
何かオレたちにプレゼントでも
買ってくれたのかな?」


「まさっか~おっと」


ちょっとよろけた拍子に
後ろから歩いてきた人に
ぶつかったヒカル


「あっすいません」


相手は、無言で
ペコっとし会釈し
足早に追い越していった・・・。


「何やってんの?」



「いや、あそこの段差が・・・・」



「気をつけろよ」


「うん・・・でも・・・・
今の・・・・どっかで?・・・」


「どうした?」


「いや、今の奴・・・どっかで・・・」







「あっ!」


「何だよ、ビックリさせんなよ!」


「あいつだ」


「誰だよ?」


「ほら、あの
前に舞に暴言吐いてた奴・・
何だっけ?」


「え?あの逆ギレ野郎?
名前は・・・知らん。
今のあいつだったのかよ?」



「う~ん・・・多分」




急に不安になる二人。




「・・・・大丈夫だよな?」



「・・・・・わかんね・・・」


「ちょっと急ぐぞ!」


「ああ」



2人は
急いで舞たちを追いかけた。











次の角を曲がった所で
前方に、舞たちの姿が見えた。
その手前には
先ほどの奴と見られる男の姿が。


ゆっくり、ある程度の
間隔を保って、後をつける二人。


「どうする?」


「どうするって、ひとまず
何したってわけじゃないし
見てるしかないんじゃないの?」


「だよな・・・」


「あいつに間違えないのか?」


「ん・・・一瞬だったからな・・・・」



舞たちは
アパルトマンの前についた。

入り口のドアを開けて
中に入ろうとした所に
男が、足早に近づく。



「舞」


男が、話しかける。


「え?!」



舞は、ビックリする。



「舞?誰?」



聖良は、何だかわからず。



「聖良、中入ってて。」



「え?でも・・・」



「いいから」



「・・・わかった。」



聖良は
しかたなく先に中に入った。

少しだけ扉を開けて
様子をうかがっている。



「何?何か用?」



舞は、警戒しながら
問いかける。

男は、追い詰められた様子で



「オレ・・・君に言われて・・・
頑張ったんだぜ・・・
練習もしたし
コンクールも出たんだ・・・
でも、ダメだった・・・・・
でも、君は認めてくれるだろう?
一所懸命頑張ったんだから、なぁ」



舞の腕をつかむ男。



「痛いっやめて」



「舞」



聖良が叫ぶ



その様子を見ていた
ヒカルと風雅が止めに入る。



「やめろよ」


「舞!」



「ヒカル、風雅!」



2人の姿を見て
少し安心する舞と聖良。


「何だよ、邪魔するな・・・
これは、俺たち二人の問題だ・・・」



男の目は、血走っている・・・



「こいつ、やばいんじゃない?」


「ああ」


「聖良、お前は
中入って、扉閉めろ」


「え?でも・・・」



「舞の腕、離してやれよ
痛がってるじゃないか」


ヒカルは
舞を助けようと、男に近づく。


「うるさい!!」



男は
ポケットから刃物を出した。

通りすがりの人たちも
ざわつき始めた。



「風雅、聖良を頼む
オレは、舞を何とかする」


「わかった、気をつけろよ
あいつ絶対正気じゃない」


「あぁ」


風雅が、聖良のいる方向へ
動き出した瞬間
男が風雅に
襲い掛かりそうになった


それを見た、ヒカルが
咄嗟に風雅の方へ



「風雅あぶない!」











続く






☆☆☆




なんか、スイマセン
チープな展開で・・・・(笑)
でも、すごい考えたんですよ~ていうか
この展開が最初に、浮かんで
この子たちの
話しを書き始めたといっても
過言ではない!!



はい、続きは、次回で・・・。