またコンクールの内容は
ふっとばします。

結果が出るところから。



ウィーン

11月

ヨーロッパ国際コンクール


ヴァイオリン部門
結果発表の最中・・・・。




審査員の一人が
読み上げる

「ヨーロッパ国際コンクール
1位入賞は・・・・
Hikaru Chiaki」


会場は、拍手の嵐。



客席には
真一、のだめ、征子、美音
ジャンにゆう子、聖良。

皆、ヒカルの快挙に
笑顔で、拍手を送っている。




審査員の声が聴こえる・・

「なお1位のHikaruChiakiには
賞金の他に
ヨーロッパデビューと
1年間のプロモーションが
受けられる権利
2位、3位には
ウィーンフィルとの共演が
できる権利が与えられます」












コンクールから、数日後・・・・



~千秋家~


今後の事で、話し合うために
今日は、ヒカルは実家にいた。


「で、決めたのか?」


「うん・・・・今回、優勝出来たことで
心が決まったよ・・・・
やっぱりボクは
ヴァイオリンが好きなんだって・・・・
せっかっくのこのチャンス
生かしたい・・・・」


「学校は、どうする?
作曲学科に移ったばかりなのに」


「父さん、母さん、許してもらえるなら
休学なんて中途半端じゃなくて
学校はやめて
プロのヴァイオリニストを目指したい!」


「そうか・・・・よく決心したな・・・・
でも、昔より、もっと大変だぞ
世の中には、残念だが
心無い人がたくさんいる
今まで以上に
いろいろ言ってくる奴が、必ずいる・・・
耐えられるのか?」


「・・・・わからない
でも、あの頃の小さなボクとはちがう・・・
自分で決めた道だもの
耐えて見せる・・・・そして
一流のヴァイオリニストを目指す!!」


「ヒカル君・・・ヒカル君なら
きっと良い音楽家になれますよ
でも、無理しないでくださいね・・・
つらいときは、真一君やのだめの事
思い出してください。」


「はい、父さん、母さん
ありがとうございます」


ヒカルは、泣きそうになるのを
必死に堪えて、両親に感謝した。










三善のアパルトマン



ヒカルの部屋に、皆集まっている。



「え?学校辞めちゃうの?」



ビックリする、女の子たち。



「とうとう決心したか」



「うん」



「まぁ正直、これ以上のチャンスは、
ないだろうからな」


「そうだけど・・・・
舞は、辞めないよね?」


「え?私?辞めないわよ
別に、まだ私は
デビューするわけじゃないんだし・・・」


「それにしても
正直ビックリしたよ
あの時は・・・」


「そうだよね~まさか
風雅より、舞の方が
上だったんだもん」



「へいへい、すいませんね~
別に油断してた
わけじゃないんですけどね・・・」


「そうだよ、だって風雅
今まで1番よかったじゃないか」


「ヒカル・・・わが友よ」


ヒカルに抱き着こうとする・・・
逃げるヒカル。




「パパみたい・・・」



聖良は
なぜか父の龍太郎を思い出した。




「ただ、それ以上に舞が
よかったって事だろうな・・・・」


しみじみと語るヒカル。



「そうよね~本当に・・・・
よかったもの・・・・」



感心する聖良。




「ただのまぐれだよ~」




照れる舞。


が、風雅が



「舞、まぐれで上位に入れるほど
甘いコンクールじゃなかったんだぞ
もっと自分に自信持つんだ
じゃないと
ただの自慢に聞こえる(笑)」




「・・・ごめん・・・っていうか
実は、ちょっと悔しかったんだ
ヒカルに勝てなかった事・・・
本当、今回は
必死に練習したんだけど・・・・・」



「しょうがない
オレだって最後だから
必死にがんばったけど・・・
それ以上にヒカルが
頑張ったって事さ」



「悪かったな
オレも死に物狂いで
練習したんだ(笑)」



ヒカルは、ドヤ顔で、答える。



4人は、お互いの未来を語り合い
夜は更けていった・・・・。


この時は、まだ、この穏やか日が
ずっと続くと4人は思っていた・・・。









その頃、千秋家では・・・・・




「真一君・・・・・」



そう言ったまま
暗い顔で黙り込んだ、のだめ。



「どうした?」


「・・・・あれで
よかったんですよね?」


「ヒカルの事か?」


頷く、のだめ。



「本人も、やる気を
取り戻したみたいだし
大丈夫なんじゃないのか?」


「でも・・・・・」


「?何か、気になる事でも
あるのか?」


「(首を振って)ただ・・・・のだめ・・・
とっても嫌な
予感がするんです・・・」


「え?嫌な予感?」


「はい・・・・さっき
ヒカル君の話を聞いている時から
なんだかわからないんですけど
こう胸の奥が
ザワザワするっていうか・・・
ともかく、
何だか嫌な予感なんです・・・・」



「ん~・・・そっか・・・
母親のカンなのかな・・・・」



「わかりません・・・・」



「ひとまず
見守ってやるしかないだろう・・・・
俺たちの息子を信じて・・・」



「・・・そうですね・・・」



のだめは
真一の肩に寄り添った。











そして、パリの街は
ノエルの季節になっていった。






☆☆☆



ノエル=クリスマス♪






<参考曲>


キズナ (初回限定盤A CD+DVD) [ X4 ]
キズナ  [ X4 ]

「キズナ」



GReeeeN

「虹」
「Pride」