33の続きです。


ちょっとこちらも、昔の話が出てくるんで
省略するために小ネタを挟みました。

若者たちは、自分たちの目標に向かって
前進していくのでありました。






真一の公演後、ロビーの一角で
待機しているヒカル達。







「やっぱり、ヒカルのお父さん
すごいね~」


と、聖良。


「私、初めてみた
千秋真一の指揮」

と、舞。


「え?そうだっけ?」


ヒカルが
ビックリして聞き返す。


「だって、ただの学生が
そうそうオーケストラなんて
見に行けるわけないでしょ?」


「あっそうか、たしかに
私も日本に来た時だけだわ~
ママたちに連れられて」


「でしょ?アメリカにいた頃は
何回か見に行った
記憶はあるけど」


「誰の?」


「シュトレーゼマン
パパが好きだったの」


「え?シュトレーゼマン
見たことあるの?」


と、聖良


「うん、でも、小さい頃だから
あんまり記憶にないけど」


「へ~、そういえばたしか
ヒカルのパパ
シュトレーゼマンの
弟子だったんだよね?」


「え?あぁうん」



ヒカルは気のない返事。



「え?そうなの?知らなかった」


「うちのパパなんか、大学の頃
特別講師で来た
シュトレーゼマンのオケの
コンマスに選ばれたんだって
よく自慢してたよ」


「え?聖良のパパも
ヴァイオリニストなの?」


「昔ね・・・・
それだって、ママの話じゃ
落ちこぼればかり集めた
オケだったみたいだけど」


「あっそれ、ボクも聞いた事ある
結局、大学の定期公演で
父さんが指揮したって言ってたよ
それが、初めてオケを
振った公演だったって。」


「へぇ~その頃から
オケ振ってたんだ
やっぱり指揮科だったの?」



「いいや、ピアノ科」



「へ?なんで?」




「・・・・・・詳しくは、








のだめカンタービレ全25巻で!
好評発売中!

のだめカンタービレ 全25巻セット [ 二ノ宮知子 ]
のだめカンタービレ 
全25巻セット [ 二ノ宮知子 ]
























「ここにいたか~探したよ~」


風雅が、突然現れた。


「風雅?!
何で、あんたがここにいるのよ!」


「そんなつれないな~聖良は・・・」


「べ~」


「ママが、日本に
里帰りするっていうから
パパほったらかしにして
一緒についてきちゃった」


おどけて言う風雅。


「来ちゃった・・じゃないわよ(笑)」


呆れる舞。


「どうせ
母さんに聞いたんだろ?
風雅のママに
連絡しておいたって言ってたから」


「まぁね~千秋真一の
指揮も見たかったしね~」


「あんたは、パリでも
散々見てるんじゃないの?」


わざと冷たく言う聖良。


「散々は見てないよ
だって、ママがうるさいし
でも、ここだけの話・・・
(小声で)オレ、実はパパより
千秋の指揮の方が
好きなんだよね~
だから、千秋に
師事したいくらいなんだよね~」


「そっか、風雅は
今年から指揮科に
移るんだもんね~」


感心したように言う舞。


「そっ結局
なんだかんだ言って
最終目標は
指揮者なんだよな~
小さい頃からパパや
千秋の指揮を見て来たから
心のどこかで
憧れてたのかな~って

ママの思い通りになるのは
なんか悔しいけど
もう決めたんだ、絶対
あの二人を超える
指揮者になってやるって!!」



「すごいな~風雅は・・・・」



ヒカルは、心のどこかで
いつも風雅を羨ましく思っていた。



「ヒカルはなんで、作曲科?」



舞は不思議そうに
ヒカルに聞いた。



「・・・・まぁいろんな事に
チャレンジ中?って感じかな」



「ふ~ん、でも、ひとまず
11月のヨーロッパ国際よね?」


期待を込めて、聖良。



「まぁね、それは、光栄な話だし
全力は尽くすつもりだよ。」



「オレも、ヴァイオリンの
コンクールは
最後のつもりだから
今度こそ、ヒカルに勝って
最終の美を飾ってやる!!」


「私は、二人の胸を借りて
頑張る!!って感じかな?」


聖良が、面白がって



「そんなこと言って
二人を超えちゃったりして」



ヒカルも、面白がって



「そうかも、意外と舞は
ダークホースかもしれないぜ」



「んなわけないでしょ!」



ちょっと照れて、顔を真っ赤にして
否定する舞であった・・・。











そしてパリに帰ってきたヒカル達。
バカンスも終わり
ヒカルと風雅は
それぞれ新しいクラスへ。

舞と聖良は、引き続き
ヴァイオリンのクラスで
がんばるのであった。






☆☆☆

ひとまず、いろいろ裏設定を
表設定にするため
差し込んだ、この33と34の2話。

この年から
今まで一緒だったヒカルと風雅
初めて、それぞれの
目標に向かい分かれ道へ

もうすぐやってくる
大きなコンクール。
このコンクールで
また彼らの未来が
変わってくるのであった・・・?









<参考曲>

GReeeeN


「BEST FRIEND」
「DREAM」
「刹那」
「歩み

AI

「ONE LOVE」
「大切なもの」
「I’ll Remember You」
「Believe」
「Story」



歌詞参考サイト「歌ネット」