25の続きです。

聖良ちゃんが、
パリに来た時のお話・・・。






☆☆☆




~フランスの空港~


日本からの留学生を迎えに
征子とヒカルに
オマケの風雅が、やってきた。



Trurururururu~


征子のスマホが鳴る。


「アロ~oui・・待ってて」


受話器を押さえ


「ヒカル
ちょっと急ぎの電話だから
あなたたち
ここで待ってて」



「うん・・・」













「征子ママ、戻ってこないね
ヒカル、顔覚えてないんだろ?」


「ん~」


2人は、不安になり
辺りを見回す。



「あれ?ヒカル君?」


振り向くと
見覚えのある女性が立っていた。


「・・・・清良おばさん?」


「覚えててくれたんだ~
久しぶりね~
いや~ますます
千秋君に似てきて。
元気だった?」


「お久しぶりです・・・・
(ちょっと照れ気味に)」


「あれ?こっちの少年は・・・
どこかで???」


「あっ風雅です。
ジャンって知ってます?
あのジャンの息子。」


「あ~あのジャン?
千秋君の指揮者仲間?
弟子仲間だっけ?って事は
ゆう子さんの?」


「あっ、母です。」


「へ~~、あっごめん
私は峰清良
一応、名の通った
ヴァイオリニストよ。で・・・」


風雅は、ビックリして


「え?KIYORA?って
あのKIYORA?
ドイツの
ベルリン弦楽四重奏団の一人だった
カイドゥーンの愛弟子のKIYORA?」


「あ~ら、よく知ってるわね~
たしかに、そのKIYORAです。」


「で、こっちが、今度
ヒカル君と同じ学校に通う
娘の聖良、よろしくね」


風雅は、さらにビックリして


「セーラ?・・・・綺麗な瞳・・・・
本当に綺麗だ・・・・まるで天使だ!
僕の名前は
風雅・ドナデュウ
ヒカルと同じ年で
同じ学校で
ヴァイオリンをやっています。
よろしく」


聖良の手を取り、キスをする。


急な事に、
ビックリして後ずさりする聖良。



「あらま、さすがフランス男」


と、感心する清良。



「おい、風雅
相手は日本人だぞ」



あきれて、注意するヒカル。

泣きそうになる聖良。

そこへ


「ごめん、ごめん
ちょっといろいろトラブっちゃって」


征子が戻ってくる。


「千秋君のお母様
お久しぶりです。」


「お久しぶり。
清良さん、聖良ちゃん
ようこそ、パリへ」


「ありがとうございます
これから、お世話になります。」


しっかり挨拶をする清良
その後ろで
モジモジしている聖良。



「あら、聖良ちゃん
どうかしたの?」



「フランス人風雅炸裂」 



あきれながらヒカルが言うと


「別に、オレはちゃんと
挨拶をしただけだ」



征子は、すべてを察し



「あらあら・・・・聖良ちゃんも
来て早々災難だったわね~」


「征子ママ!!!」


風雅はムクれる。


聖良は、恥ずかしいやら
ビックリやらで
何も話すことが出来なかった・・・。




☆☆☆



パリ来て
早々フランス男の情熱に
圧倒された聖良。

しばらく、フランス人が
怖かったのは言うまでもない・・・。

ひとまず
聖良の風雅に対する
第1印象は
最悪だったって事を
伝えたかったのです。


17年9月修正

後日、後出の話と、照らし合わせるのに
改めて読んだら、この頃は
バリバリのフランス人男してる風雅。

まぁっいっか・・・これを機に変わったって事で