恋愛と音楽を両立できない
ちょっと不器用なヒカル君

典型的なフランス男の風雅君
正反対の二人の日常を

描いてみました。

ちょっと、小ネタも入ってます。


全会話、フランス語の
つもりで、お願いします。

ちなみに、聖良ちゃんが
パリに来るちょっと前のお話です。




☆☆☆



~三善のアパルトマン~



ヒカルの部屋

風雅が、遊びに来ている。

ヒカルは
楽譜のチェックに余念がない。




「ヒカル、今度
日本から留学生、来るんだろ?」


「何で知ってんだよ」


「ママが言ってた
のだめから聞いたって。」


「ふ~ん」


「お前会った事あるんだろう?」


「あるけど・・・子供の頃
日本に行ったときに何度か
あったことあるだけだし
あんまり覚えてないな~」


「なんだよ~
覚えてないのか~
可愛いのかな?」


「さぁどうだろう?」


「・・・前から思ってたけど
お前さぁ、女の子に興味ないの?
フランス人のくせに~」


「オレは、日本人だ!!!
お前とはちがう!!
それに、音楽の事で精一杯で
他に考える余裕がないだけだ!」


「それって、つまんなくね~
せっかくの学生生活なのに~」


「風雅・・・・
そんなことばっかりいってるから
コンクールで
オレに勝てないんじゃないの?」



「うるせ~オレは
今を楽しんで生きてるだけ。」



「楽しんでるね~
ふ~ん・・・・」



呆れながらも、ちょっと風雅が
羨ましくなったヒカルだった。














~別の日~



コンセルヴァトワール


サロン(休憩時間)


ヒカルと風雅が
次の室内楽の授業で
使う楽譜を眺めている。




Trurururururu


ヒカルのスマホが鳴る。



「アロ~(日本語)・・・・
うん・・・大丈夫だけど・・・
うん・・・OK~バイバイ」



電話を切ると、すぐに・・・



「風雅、明日ひま?」



「何で?」



「この間言ってた
日本からの留学生
明日来るらしいんだけど
征子ママと、父さんが行く予定が
リハ入っちゃったらしてくて」



「で?」



「俺に、代わりについて来いって
・・・で、お前も行く?」


「え?いいの?」


「っていうか、荷物持ちだぞ
彼女のお母さんも
一緒に来るらしいから」


「行く行く!
やった~ラッキー♪ってか
征子ママ怒ってるんじゃね?」


「だろうな~よく父さん
リハが入ると
そっち優先しちゃうから
母親と音楽
どっちが
大切なの~~~!!!って(笑)」



「うちも同じ。
ママが、あたしと音楽
どっちが大事なの~~!!って」


「ジャンは、なんだって?」


「(ジャンの真似して)
OH~ゆうこ~
もちろん
君に決まってる
じゃないか~って
キスして
じゃぁ行ってきま~す!って
(あきれ顔で)」



2人とも大爆笑!!



そこへ
同じ室内楽クラスの友達が



「そこの二人
もう授業始まるわよ!!」


「あっやべっ」


2人は
慌ててクラスに
向かうのであった・・・。






☆☆☆





本当は、別々に書いたんですが
それぞれ短かっと思ったので
繋がりの話だし、一緒にしました。

2人とも
憎まれ口叩きながらも
いい友達なんだね~って
言うのを表現してみたかった